【過去記事からランダム紹介!】
【図説】映画「ジャッジ・ドレッド」全編あらすじ+ネタバレ+解説+感想レビュー(評価) 
2013/02/08 Fri. 00:00 [edit]
昨日、タイでDVDを購入してきた映画「ジャッジ・ドレッド」のDVDを見たので感想記事を書きます
ちなみにこのリメイク版のジャッジ・ドレッドは、日本では来週16日から公開となっております
これがタイで売っていた映画のDVD(もちろん正規品で、セブンイレブンで売っていました)なのですが、
なんとジャッジ・ドレッドの方が480円ほど、ザ・レイドに至っては360円ほどという安さでした

ジャッジ・ドレッドの予告編はこちら
ネタバレは「続きを読む」からお願い致します、本文中にはネタバレを含んだ画像などが多数出てきますので、
ネタバレを見たくないという方は記事自体を見ないでいただけると助かります
「DVDにはタイ語しか音声が入っていなかった(字幕もない)」という点なんですね
ただ2度ほど本編と、そしてyoutubeの予告編を見て大体は話が分かりました
なので「ここが厳密にはこうだろ」というような間違いがあるかもしれませんが、温かい目で見ていただけると嬉しいです
まずは世界観
「近未来、核戦争後のアメリカ。国土の大半が荒廃したこの国には、ボストンからワシントンD.C.にかけての
東海岸一帯に、無数の廃墟と超高層ビルが建ち並ぶ犯罪多発都市メガシティ・ワンが広がり、8億人もの市民が
ひしめいていた。」公式サイトより

世間では暴徒のような若者が問題になっております

「崩壊寸前の治安を守る最後の砦は、警察と司法の機能を融合させた裁判所であり、そこに所属する
“ジャッジ”と呼ばれるエリート司法官たちだった。とりわけ一切の妥協を許さず法を執行する
ジャッジ・ドレッド(カール・アーバン)は、街にはびこるならず者どもに最も恐れられる不屈の司法官だ。」
ココらへんの設定は原作と変わっておらず、スタローン版のジャッジ・ドレッドを見たことがある方ならば
「なるほど、ジャッジ・ドレッドだなあ」という感じですよね

今日も元気に街を暴走する1台の車が!

それを追う1台のバイク、1人のジャッジが乗っています

乗っていたのはジャッジの頂点に君臨する男、ドレッド!ここらへんはスタローン版を意識してか、
濃い目のヒゲに、何か苦いものを食べてしまったような口元を終始貫いていました

ちなみに今作のドレッド役は、「カール・アーバン」という役者さんです
ボーン・スプレマシーのキリルという殺し屋(一番最後のカーチェイスする人)の役が自分の中では
分かりやすいです
暴走するバンを、バイクに搭載されている銃で見事パンクさせ横転・大破させたドレッドですが、
乗っていた悪党の1人がショッピングモールの中へと逃げ込み、そして女性の人質をとってしまいます
ココらへんは予告編の中でも映っているシーンですね、「女ぶっころすぞおらぁ~~!いいのか~!え~~!」とわめく悪党

英語では「negotiation is over」とカッコよく決めるドレッドですが、タイ語だと「なんたらかんたらワイファイ」と言ってました

次の瞬間、口の中に閃光弾のようなものをぶちこまれる悪党さん
ドレッドは人質がいようが容赦しません

この悪党さんは顔がブスブスに焼けて死んでしまいました
「普通の銃弾じゃダメだったんですか」とちょっとドレッドさんに聞きたいのですが野暮でしょう

暴走するバンの件を片付けたドレッドは、ジャッジの本社であるビルへと帰還します

そこで上司から相棒となる女性、「カサンドラ・アンダーソン(オリヴィア・サールビー)」を紹介されるドレッド
彼女はジャッジ・アカデミーという適正試験で合格点に達しなかったものの、類まれなる透視能力をもった
サイキック・ミュータントで、彼女の力はメガシティ・ワンの犯罪撲滅に大いに役立つ見込みがあるのだそう

神話に詳しい方ならピンと来たかもしれませんが、このカサンドラというのはギリシア神話の
「カッサンドラー」から来ているのでしょうね、悲劇の預言者として有名なカッサンドラーおばさんです
そんな折「ピーチツリー」と呼ばれる200階建ての超高層ビルで、そこに巣食う悪党たちの
いざこざがから、結果3人が高層階から1階に転落し死んでしまうという殺人事件が起こります
これが今回のメインとなる舞台、というかここしかほぼ出てこない舞台の「ピーチツリー」です
映画を見終えたあと、「75000人の市民が住んでいる」という説明を見てびっくりしましたが
劇中ですとどう見ても200人そこらしか人がいなさそうな感じでした
医療センターや映画館など、生活に必要なものは全て詰まっている反面、大半の階はスラム化しており
犯罪者が入り浸っているのだそう・・・ジャッジの方々、まずここを取り締まりませんか!

この高い高いところから・・・

悪党さんは1階に向かってびたーん!です
さすがに1階から200階まで吹き抜けだと危ないと思うんですが・・・

ここにはママと呼ばれる、悪党の大ボスがいるのです
ぱっと見27歳前後くらいにしか見えないこの女性がママさんで、悪党を統括しているのです
これはママさんの入浴シーンで、スローモーションで水がぶわ~~となる演出を楽しめます

このように「スローモーション」を使い、3Dで見た時に飛び出てくる演出をこの映画は
もうやたらめったら劇中で使っているのですが、2Dで見ると「?」となってしまいますので、
もし劇場で見るのであれば3Dの方をオススメしたいと思います
ドレッドとカサンドラは早速ビルへと潜入、そして39階にあるドラッグ密売所へと強行侵入します
これはドアをブリーチクリアしようと爆弾をしかけ・・・

ドアを爆破!出た!スローモーション!因みにここまでで3回くらいスローモーション出てきます

な、なんすか~~!?という感じの悪党さん、見事なまでにアヘ顔です

容赦なく弾丸をぶちこんでいくドレッド

このお兄さんは完全なまでにほっぺたがはじけてしまいました
この間十数秒、ずっとスローモーションです
スローモーションで3Dでグロ描写をきちんとやるという映画は中々ないような
スローモーションのバーゲンセールやあー!と叫びたくなるくらいにはスローモーション

部屋に突入した2人はケイという、ママの右腕である黒人の悪党を捕まえることに成功
ママがどんな悪事を働いているのか、連れ帰って公の場できちんと証言させようとするのですが・・

事態に気がついたママは、このピーチツリーのシャッターを完全閉鎖

なんと、ドレッドたちはこのビルの中に閉じ込められてしまったのでした
というか悪党がボタンひとつで75000人の住むビルを完全閉鎖できるって凄いなと思います、ほんとに

実はママはこのビルを拠点にして、メガシティ・ワン全体を蝕んでいる新型ドラッグ“スローモー”の製造、
密売を行っており、組織の副官であるケイがその悪事をジャッジに証言することを見過ごすわけに
いかなかったのだ。 「ビルにジャッジがいる。死んでもらうわ。各階の仲間はジャッジを抹殺しなさい」
ビル全体に響き渡るママのアナウンスを号令に、ピーチツリーの各ブロックに巣食っていたギャングや
チンピラが一斉にうようよとうごめき出す。-公式サイトより
スローモーションが多用されていたのは、このスローモーというドラッグの効果だった、という演出だったんですね
振り返ってみると、スローモーションが使用されるのは決まって悪党目線のシーンでした
外部への脱出ルートと応援要請の通信手段を完全に断たれたドレッドは、実戦経験がまったくないアンダーソンに
ゲリラ戦に備えるよう指示し、処刑銃に仕込まれたガス弾やスタン弾で群がる敵の襲撃に対抗。
住民のひとりから聞き出した業務用エレベーターで上の階へと移動していく。しかしジャッジたちの
隠密行動は、ビル内のテクノロジーを掌握したママの一味に筒抜けだった。76階にいるドレッドらの進路を
遮断したママは、吹き抜けのバルコニーに3台のガトリングガンを構え、一般住民もろとも皆殺しにせんと
激烈な大乱射をお見舞いしていく。 ―公式サイトより
上へ、先へと進んでいくドレッド、「この階大丈夫かな・・・チラッチラッ」としていると・・

ママさんたちは容赦なくガトリングガンでドレッドめがけて銃弾をお見舞いしてきます
完全に悪党仕様にこのビルカスタマイズされてるんだけどどうしてこんなになるまで放っておいたんです!?

スタコラサッサ、さすがにドレッドでもガトリングガンにはかないません

その凄まじい銃弾の嵐をからくも生き延びたアンダーソンは、サイキックを駆使した心理ゲームをケイに仕掛け、
悪行の限りを尽くすママの犯罪の全貌を読み取ることに成功。それを受けて“潜伏”か“防御”の選択を
迫られたドレッドは、あえてそのどちらでもなく最も危険な“攻撃”を選択。理由は、正義を取り戻すため。
そして、危険で血も涙もない戦いが始まった━。―公式サイトより
ママを倒すべく、悪党の攻撃を避けつつも先へと進むドレッドですが、この時外では何やら怪しげな動きが・・・
ピーチツリーへむかう謎の4人組が映ります

これはジャッジたち!ドレッドを助けに来てくれたのね!
ピーチツリーの警備員さんも「あんたたちなんとかしてくれよ~来てくれてよかったよ~」というような感じ

とおもったら警備員さん殺されました(汗
な・・なにをするだぁーーっ!

ここから先は公式サイトにあらすじがないので(クライマックスですし)、推測なんかを交えての解説になります
どうもこの4人のジャッジは、ママと元々つながりがあったのかは分かりませんが、裏切りのジャッジのようです
お金やドラッグなどと引き換えに、今回ドレッド殺しを請け負ったのでしょうか、とりあえず
やる気まんまんということだけは凄く伝わってきます

ママの望みは「ドレッドを殺してほしい」というものに違いありません
この閉鎖された建物内でドレッドが死んでしまえば、目撃者もいませんしどうとでも言い訳ができそうです

先ほどのガトリング攻撃によって散り散りになったドレッドとカサンドラは、それぞれ悪党たちと
タイマンバトルを重ねていきます
カサンドラは一度は捕まえた悪党・ケイによって逆に拘束されてしまいますが・・

銃の生体認証機能があったおかげでケイの右手ははじけてしまいました、痛そう・・

一方ドレッドは、麻薬スローモーの製造施設のようなエリアへと到達、そこには2人の寝返りジャッジが!

壁に隠れつつ、特殊弾薬を使うべく銃に話しかけるドレッド

弾丸がHIGH EXというものに切り替わりました 液晶を見ると、FMJもあるんですね

これを敵に向かって打つとこんななりました

しかしもう一人の寝返りジャッジが迫ります、ドレッドの場所はバレている!

壁越しに撃たれてしまうドレッド

これにはさすがのドレッドもその場にへたり込んでしまいます・・・ピンチ!

「天下のドレッドさんも終わりだな~?ん~?起き上がってかかってこいよ~ほれ~~」と言わんばかりの寝返りジャッジ

・・・・・お約束!お約束以外の言葉が見つからないほどにお約束・・!

間一髪の所でカサンドラが間に合い、助けてくれたのでした

お腹の傷にジェルのようなものを吹き付けるドレッド

ホチキスでとめて、応急処置完了です
この映画、こういったゴア描写だけは何故か妙に力が入っている印象を受けます

そしてここから映画はラストシーンへと向かいます
ついにママを追い詰めた2人ですが・・

ママの合図で突如出てくる部下!

油断していたカサンドラはここで腹部に被弾してしまいます

そんな中雑魚をあっというまに倒し、そしてついにママを撃つことに成功したドレッド

貴様は許さん!と、ママの首を掴んで持ち上げます・・・

何するのかなと思ったら、投げます!

出た!最後のスローモーション!




ママさんは1階まで落っこちて死んだのでした
カサンドラは腹部に傷を負い、死んでしまうのかという状況


ですが一命をとりとめ、そして無事にドレッドと共にピーチツリーから脱出したのでした

ドレッドがカサンドラに話しかけると、カサンドラは自分のジャッジとしてのエンブレムを外し、
そしてドレッドへと手渡すのでした

「それじゃあ」と言い残しその場を去るカサンドラ
ジャッジとしての試験は不合格に終わってしまったのでしょうか・・・

そこへ今回の任務を指示した上官が現れます、「で、彼女はどうだったの?」と問う上官

・・・「合格だ」と告げるドレッド(試写会へ行った友人から確認しました)
つまりは仮ジャッジとしてのバッジを外し、正式にジャッジとしての登録をしてこい、という事のようです

カサンドラの後ろ姿を見つめ、1人佇むドレッド

ラストは、「明日からもドレッドの戦いは続くのだ」といった感じのカットでスタッフロールへ続きます

さてここからは感想です
スクリーンショットを交えての紹介になりましたが、結構好き嫌の分かれそうな印象が強かったです
スタローン版のジャッジドレッドは原作に忠実とはいえず、ファンからは「あんなのジャッジドレッドじゃ
ないわー!」と言われてしまっているようですが、一定の派手さはありましたし、お金もかかっていたと思います
こちらは原作に忠実ではありますが、質素でシブいという印象でした
特に自分が気になったのは、多用されるスローモーションシーンでしょうか
3Dで見ればある程度の臨場感はありそうですが、2Dで見ると映画と言うよりは
「3D映像を使ったアトラクションの映像」のような感じが強く、見るならば絶対3Dの方がいい!と思いました
今回のジャッジ・ドレッドは顔を一切見せることがなく、また肉体も見せることがないので
スタローン版と比較すると、スーツを着たただのおじさんになってしまっていましたが、これも好みの問題でしょう
原作に忠実という点では前作よりもファンにとっては嬉しいのかもしれませんが、熱心なファン意外には
逆効果になってしまっているような気もしないでもないです
SF的な世界観についてですが、コールオブデューティーやスプリンターセルといった、最近の軍事ものの
洋ゲーと比較してしまうとガジェットにあまり魅力がなかったのが少し残念ではありました
無人の攻撃機やEMP、MMスキャナーにハートビートセンサーなど魔法のようなガジェットが世界中の人に
技術・演出として知れ渡ってしまいましたが、ジャッジ・ドレッドにはそういったものがあまり出て来ません
元々昔のコミックだから、といってしまえばそれまでなのですが、マーベルのアイアンマンなどは映像として物凄く
カッコよく出来上がっているので、足し算してでもジャッジ・ドレッドとしての魅力を引き出してほしかったなと思います
それと注意点ですが、3Dシーンの大半がゴア描写となってしまっていましたので、グロいのが苦手な方には
ちょっと注意が必要だと思います
このゴア描写が結構気合が入っているので油断大敵ですよ
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category: 映画紹介&レビュー
tag: 映画 ネタバレ ジャッジドレッド ジャッジ・ドレッド レビュー 解説
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